2013年9月2日月曜日

星のない街に降りて 7年が経ちます


きょうはチャットモンチーのライブドキュメンタリーDVD「ふたりじゃない」の感想を書きます。

このDVDは昨年末~年始に行われた「変身」ツアーのライブドキュメント、
わたしも去年の12月に岡山のライブに参戦したので、
初めて2人になってからのツアーがどういう心境だったのか、
興味深いのもあったので、このDVDを買うことにしました。


2011年にドラムの高橋久美子が脱退して、
最初それを埋めるための発想を模索するところから話は始まるのですが、
「私がドラムをやったら、面白いかも!」(福岡晃子)
それを打開するアイデアが、2人でやったらいいじゃん!ってので。
改めて考えても、とんでもないバンドだと思いましたよね。

普通ならサポートメンバーとか入れてバンドを続けたりするもんなんですが、
ベースの福岡さんが、ドラムをやって、2ピースでカバーするっていう発想と思い切り。
過去のチャットモンチーの印象にとらわれずに、まったく新しいチャットを作り上げようとするその労力。
その逆境を乗り越えて挑戦する精神が、チャットモンチーってバンドが、
今だ誰とも替えの効かないバンドだっていうことを証明している気がします。


2人になって改めてライブをすることで、2人の姿にも大きな「変身」があったようです。
今まで淡々と演奏していた橋本絵莉子(ボーカル)が、ステージで
お客さんの目を見て歌いかけたり、パフォーマンスしているっていう変化。

いちばん大きな変身ですよね。これって(笑)

12月9日の徳島凱旋公演で、橋本の喉の不調で
急遽ライブを延期することになったときの涙。
あと、ライブ途中で、橋本の妊娠が判明したときのシーン。

今回のDVDでわたしが特に印象に残ったのが、
チャットが悩んだり苦しんだりしている時には、どのシーンにも、
ライブを支えるスタッフさんがいて、みんなで乗り越えていったんだっていう姿。
ふたりになったという危機を、スタッフがいたことで乗り切れたっていう、
チャットの2人のライブスタッフへの感謝、
オーディエンスへの感謝が伝わってきて、
観終わった後はいいDVDだったなあーと思いました。


最後はチャットモンチーの新曲「ドライブ」で幕を閉じます。
これがチャットのデビューからの今の心境と、
これから目指すべき道を示しているようで泣けてくるんだよなあ。

ぼくらは車を買って作戦を立てた
「まっすぐに突き抜けよう
その先に何があっても目を閉じないでいよう」
約束をのせてドライブ(歌詞より抜粋)

この2人のチャットモンチーというのは、もしかしたら今回が最後かもしれない。
今度のライブは何人になるかわからないってDVDでも言ってたけど、
子育て後にまた帰ってきて、
変わらない突き抜けた感じのライブと新曲を、
また見せてほしいなーと思います!

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