2014年1月21日火曜日

セカイ、グッドバイ


おすすめ度:☆☆☆☆★


今日はサカナクションのシングル「グッドバイ」の感想を書きます。

「死」というものは、迎えたいと思っても迎えたくないと思っても、その時が来たら抗えないものなんだと思います。死にたいとか死にたくないとかじゃなくて、その時が来るまで生きていられるだけのことで、その瞬間が来たら、拒否できずに迎えなければいけないもの。最近50代や、60代で、若くして有名な人が亡くなったりすることが多いですけど、誰が迎えたくてその瞬間を迎えただろうか。そんなことを考えてしまいます。

この「グッドバイ」はそんな無慈悲に訪れる「死」に、向かいあうような気持ちになれる曲で。


”探してた答えはない 此処には多分ないな”
”グッドバイ 世界には知ることもできない不確かな未来へ舵を切る”


どうしようもない抗えなさをこの辺の歌詞から感じています。まもなく迎えてしまうであろう「死」の歌。だからこそ、今は、生きているということ。生きているうちに何ができるのか、考えてしまうのでしょう。亡くなっていった先人たちは、みんな自分の仕事をやりきっていると思う。私もそうやって生きていくべきなんだろう。そんな事を、この曲を聴いて思わされました。

両A面で入っている「ユリイカ」は、今現在の東京をモチーフにした曲。現実的というか、ドラマのない日常を切り取ったような歌ですね。すごく淡々としてて。MVでは女性の裸が並んでるところに、山口さんがその曲線をなぞったりしてますけど、どこか狂っていて、どこか美しいもの。この曲は対照的に「生」の曲なんだろうなと思います。”時が震える”ってあたりの歌詞とかもね。初回盤のDVDには「ユリイカ」のMVが入っているので、この狂った美しさみたいなものを楽しんでもらえたらと思います。

あと、今回のDVDに入っているライブの裏舞台みたいなの、飛ばしてしまってちゃんと見てはいないんですが、みなさんが感じる面白さみたいのがあったら、ぜひコメント欄とかで教えてください。


★きょうの1曲★サカナクション「グッドバイ」


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