2014年3月9日日曜日

実写版・魔女の宅急便


おすすめ度:☆☆☆☆★

先週から公開になっている実写版「魔女の宅急便」。キムナナも見に行ってきました。

「魔女の宅急便」については、ジブリ映画の名作ですし、おそらくみなさん知っている話の内容だと思うのですけど、魔女の修行に出た女の子キキと、黒猫のジジ、自分の発明によって空を飛びたいと思っているメガネの少年トンボなど、おなじみのキャラクターが出てきます。ちなみにロケ地は、香川と岡山の県境にある小豆島や、岡山の西大寺あたりが舞台になっておるんだそうで。地元の風景が映画館で楽しめるかも、っていう思いでも見に行ってみました。最近瀬戸内海の島々がロケ地やら物語の舞台になってることが多くてちょっとうれしい。


アニメ版とは若干話が違う部分もあったりしますが、大筋は一緒な感じですね。実写なんで、ほうきで空を飛ぶとか、自転車を改造したような発明で空を飛ぶとか、ちょっとありえないなというシーンっていっぱいあると思うんですけど、ああいうのは「VFX」というCGを加工する映像技術と、ワイヤーアクションによって再現されているようです。黒猫のジジも、実際の猫を使ってるわけではなくて、CGを駆使してるんですけど、まあ、ほうきから落ちて森に飛び込んだりするシーンもあったりするあたり、実物の猫だとある意味動物虐待にあたるかもしれないので、その選択肢でアリではないかと思います(笑)

実写になった分、ファンタジーの世界から、ちょっと生身の自分たちに近い存在に、魔女っていうものがある気がしました。もし、私がほうきで空を飛べる魔女だったら?みんなからどんな目で見られるのか、すごいなーって思われるのか、うらやましいなーって思われるのか、怖いなーって思われるのか、特別な存在からこそ、いろんなふうに見られると思うんですよね。今回、主人公のキキを演じた小芝風花さんは、あくまで普通の女の子を演じようとしていた。そこにすごく、ファンタジーな日常を送っているわけでもない私たちにとっても、キキっていう魔女の女の子が、普通の人間と同じように、身近な存在に感じられるのではないかなと思います。

子供と一緒に見てても楽しめると思うので、小さいころに映画館で「魔女の宅急便」を見たよって方にも、おすすめできる内容ではないかなと思います。小芝風花さんがいきいきしてる姿が、見ていてあたたかい気持ちになりました。って感想に尽きるかも。見ていて気持ちのいい主役がいる映画でした。

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